会場はLincon CenterのMetoropolitan Operaです。
Lincoln Centerはニューヨークのパフォーミング アーツの中心。オペラ、ニューヨーク フィルやバレエなど。そしてすぐとなりにはクラシックで有名なJulliard Schoolが。
Lincoln Center
私の行ったABT(American Ballet Theatre)に比べるとコンテンポラリーなバレエ団だそう。
ABTは毎夏の一ヶ月半、Met Operaで公演を行うそうです。期間が限られており、チケットは争奪戦。いい席はシーズンでまとめて抑えないと手に入らないようです。その中で、購入した方が予定の合わなかったチケットにこの度恩恵にあずかりました。
演目は"Manon"です。
元々は英国のThe Royal Ballet のKenneth MacMillanによる振付。
Met Operaの内部です。美しいシャンデリア
とてもいい席で、中央やや左のボックス席でとてもよく見えました。
開演直前には満席に。
7:30 いよいよ、バレエの演目にしては例外的に長い、2時間半に渡る超大作が始まりました。
-あらすじ-
パリの美しい少女Manonに恋に落ちた青年Des Grieux、同じく彼女の魅力に取り憑かれた富豪のMonsieur GMと、Manonの兄Lescautのお話。
ManonはDes Grieuxを愛しつつも裕福なMonsier GMとの間で揺れます。GMはManonの兄 Lescautにお金でManonとの取り持ちを依頼しますが、その隙にManonはDes Grieuxと駆け落ちします。
二人はひっそりと同棲を始めますが、Manonを見つけ出したGMはManonに自分の財産を見せつけ愛人にし連れ去ります。
その後ManonとGMを見つけ出したDes GrieuxはManonに一緒に逃げ出すよう懇願しますが、Manonはカードの賭けゲームでごまかしをしGMから大金を奪うようDes Grieuxに条件を出します。しかしそれに失敗した二人はそのまま逃走。その途中で結局見つけ出され、更にその場にいた兄のLescautは闘争の中で射殺されます。
そして、Manonは売春で逮捕され、アメリカのLouisiana(当時のフランスの流刑地)に送られます。Manonを追って渡米したDes Grieuxは、Manonに惹かれた看守がManonを陵辱する場面を目撃し、刺殺します。そしてLouisianaの沼地に逃げ込む二人ですが、そこでManonはDes Grieuxの腕の中息絶え、Des Grieuxは嘆き悲しみ泣き叫びます。。。
なんとも壮絶なお話。。。これがバレエでダイナミックにそしてリアリティたっぷりに表現されています。躍動感と表現力に圧倒されました。ManonとDes Grieuxが駆け落ちした後の寝室での軽やかでいきいきとした愛情を感じる踊り、Manonが息を引き取る直前の、弱りながらもDes Grieuxを求める踊りは心を揺さぶります。そしてオーケストラも舞台演出も彩り豊かでした。
最後のアプローズの際だけ撮影が許可されています。
素晴らしい公演でした。
公演後の暗くなった夜のMet Opera
ここはUpper West Sideの華やかな芸術の場所。友人がおもしろいことを言っていました : Met Operaはもしかしたら唯一ニューヨーカーがまだ正装をする残された場所ではないかと。まさしくその通りだと思います。
多くの方に読んで頂きたく、ランキングに参加しています。
お楽しみ頂けたようでしたら、下のバナーをクリックをして頂けると嬉しいです!
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿