Netflixで最近少し観ているコメディ、Portlandia
Portlandia
http://www.ifc.com/shows/portlandia
ポートランドは、西海岸の北の方に位置するオレゴン州の街。
自由でクリエイティブな生き方を支持、チェーンよりローカルを推進する地元愛、
消費税ゼロで物価も低く住みやすい、
自然と共存し清掃が行き届いた、そして自転車に優しい街づくり
など、数々の魅力があり、それに憧れる移住者も多いとか。
日本でも人気の高い雑誌 Kinfolkも、ポートランド発信。
Kinfolk
http://www.kinfolk.com/
そんないいイメージが溢れ、日本でもおしゃれな街として取り上げられ始めたポートランドだけど、
アメリカでは実際には、ちょっと変な人たちがいっぱい集まったところ、という見方も強い。
それをかなりおもしろおかしく表現したのがこのコメディ。
第一話で流れるこの会話と曲はまさしくこの番組のコンセプトを全て濃縮しています。(46秒あたりから歌が始まります。おもしろい!)
今は死んでしまった90年代の夢の生活がポートランドでは現実として存在している、と。
みんながタトゥーとピアスをしていたあの頃、バンドを作りたがっていたあの頃、
人と違って見えようと常に模索していた時代、
11時まで寝て、定職に就かずコーヒーショップで数時間だけ働いて、あえてやる気のない自由を謳歌した生活をしていた頃、
そんな90年代に抱いていた夢が今も叶う街が、ポートランドだと。
みんな自転車に乗っていて、 セクシーな女の子はみんな眼鏡をかけていて、
着古したフランネルのシャツがいつまでもおしゃれに見えて、
自分で作ったCDをレコードショッップに売りに行って、
若者がリタイヤしても生きていて、
ピエロでも生きていけて、
そしてなんでもかんでもモノに鳥でも貼付けてそれをアートと呼べる街
かなり大げさにポートランドの特異性を描いています。
例えばレストランに行ったカップルは、ウェイトレスにメニューに載っているチキンについて質問攻め。ローカルなチキンか、エサは何か、エサもローカルか、オーガニックの基準は何か、等。そして最終的には落ち着かず、農場にチキンを見に行って納得してからオーダーをすると言い残してお店を去り、本当に飼育を見に行く。みたいな。
このチキンのエピソードはあくまでやり過ぎだけど、
自分の意識やこだわりを突き通している感じ、そう生きたい、みたいなのが精通しているのって、
あながちウソじゃないのかな
だとしたらポートランドすごいおもしろいんじゃないかなって思う。
ニューヨーカーもこだわりは強いし、みながそれぞれを尊重するコンセプトは確立しているけど、
なんかちょっと違うかな。こっちのいわゆるヒップスターともちょっと違うし。
ニューヨークはやっぱり単純にとても多くを求めているし、お金の存在も強く感じる。
ドラマだけじゃわからないから、すごく行ってみたくなった!でも旅行するだけっていうのもきっとなんか違うんだろうな。
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